[No.467]「ユー・リアリー・ガット・ミー」/ザ・キンクス('64)
You Really Got Me/The Kinks('64)
このギター・リフがなければザ・フーの「キャント・エクスプレイン」もなかった。UKパンク・バンドがベテラン・ロッカーの多くを嫌ったにもかかわらずキンクスを支持したのも、このリフがパンク・ロックの源流にあるからだ。私自身もロックらしい勢いのあるコード主体のギター・リフを覚えたのはキンクスでありザ・フーであり、多くのパンク・バンドからだった。怒りに満ちた荒々しさを表現したいという欲求に、テクニックよりもまず音を出すことに適した3つのコードの組み合わせはぴったりと合致していた。
キングスメンの「ルイ・ルイ」にヒントを得たとか、モーズ・アリソンの影響だとか、映画「真夏の夜のジャズ」に出てくるジミー・ジェフリーの「トレイン・アンド・ザ・リバー」だとかいろいろ言われているようだが、どんな表現でも基になるアイディアは当然存在するものだ。それよりも、レコーディングがうまくいかずパイ・レコードの用意した予算も切れ、スタジオ代を自己負担してまでも仕上げようとしたレイ・デイヴィスの粘りがこのリフを生んだのだ。というのも、そんな状況でイライラしながら弟デイヴがいじっていたギター・アンプからあのファズ・トーンが偶然鳴ったのだそうだ。曲の誕生の経緯から言っても、これはやはり若者のフラストレーションの爆発をとらえたドキュメントなのだ。
歌詞はヒットねらいの「ユー&ミー・ソング」で、ブルース・ナンバーのように単純明快だが、「お前のせいで夜も眠れない」「何をしているのかも分からない」というあたりに若者のいらだちがよく表れている。歌詞もまたパンクに直結する要素を含んでいる。
60年代英国ビート・バンドとパンクが一直線につながるのは、「ユー・リアリー・ガット・ミー」に始まる荒々しいギター・リフがあるからだし、性急なリズムに乗っているからだ。その魅力から入った私のような者は、エレキ・ギター=コード・リフになってしまい、ギター・ソロを上手に弾きたいなどということよりも、いかに格好いいリフを作れるかにいまだに心を引かれるのだ。
このギター・リフがなければザ・フーの「キャント・エクスプレイン」もなかった。UKパンク・バンドがベテラン・ロッカーの多くを嫌ったにもかかわらずキンクスを支持したのも、このリフがパンク・ロックの源流にあるからだ。私自身もロックらしい勢いのあるコード主体のギター・リフを覚えたのはキンクスでありザ・フーであり、多くのパンク・バンドからだった。怒りに満ちた荒々しさを表現したいという欲求に、テクニックよりもまず音を出すことに適した3つのコードの組み合わせはぴったりと合致していた。
キングスメンの「ルイ・ルイ」にヒントを得たとか、モーズ・アリソンの影響だとか、映画「真夏の夜のジャズ」に出てくるジミー・ジェフリーの「トレイン・アンド・ザ・リバー」だとかいろいろ言われているようだが、どんな表現でも基になるアイディアは当然存在するものだ。それよりも、レコーディングがうまくいかずパイ・レコードの用意した予算も切れ、スタジオ代を自己負担してまでも仕上げようとしたレイ・デイヴィスの粘りがこのリフを生んだのだ。というのも、そんな状況でイライラしながら弟デイヴがいじっていたギター・アンプからあのファズ・トーンが偶然鳴ったのだそうだ。曲の誕生の経緯から言っても、これはやはり若者のフラストレーションの爆発をとらえたドキュメントなのだ。
歌詞はヒットねらいの「ユー&ミー・ソング」で、ブルース・ナンバーのように単純明快だが、「お前のせいで夜も眠れない」「何をしているのかも分からない」というあたりに若者のいらだちがよく表れている。歌詞もまたパンクに直結する要素を含んでいる。
60年代英国ビート・バンドとパンクが一直線につながるのは、「ユー・リアリー・ガット・ミー」に始まる荒々しいギター・リフがあるからだし、性急なリズムに乗っているからだ。その魅力から入った私のような者は、エレキ・ギター=コード・リフになってしまい、ギター・ソロを上手に弾きたいなどということよりも、いかに格好いいリフを作れるかにいまだに心を引かれるのだ。


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